よく噛んで食べよう!

 

みなさんこんにちは!

管理栄養士のエリーです!

とうとう平成も終わり、令和になりましたね。

新時代、これからどうなるかドキドキですね。
突然ですが、みなさんは、しっかり噛んで食事をしていますか?

食がどんどん進化していて、どんどん美味しいものが出てくる世の中です。

やわらかいもの、口の中でとろけるようなものなど、たくさん噛んで食べる必要のないものが多く出回っています。

新時代だからこそ、噛むことの大切さをお伝えできればと思います。

エリーの噛む噛むポイント

①消化に良い

しっかり噛むことで、内臓への負担が軽減されます。消化液もしっかり出るので、消化に良いです。

②食べ過ぎ防止

満腹中枢が刺激されるため、食べすぎ防止になります。

日頃、やわらかいものや、口の中でとろけるものばかりを食べている人は要注意です。美味しいからと言って、ついつい習慣化してしまっていると、食べ過ぎているなんてことも。

早食いも内臓に負担をかけるだけでなく、物足りないと感じやすく食べすぎてしまう人が多いです。1回の食事に20分くらいかけられると理想です。何回噛んでから飲み込んでいるか数えてみると良いですよ。20~30回くらい噛めるといいですね。

③虫歯予防

口の中に食べ物が入ると、口の中の細菌のが酸を出し、歯を溶かしてしまいます。唾液は、この酸を中和し、歯を守る役割をしてくれています。また、食べかすが口の中に残りにくくなる効果もあります。

噛む回数が少ないと、唾液が十分に出ずに虫歯になりやすくなってしまいます

④脳を活性化

噛むことで、脳への刺激になります。記憶力がアップしたり、脳の老化を予防する効果も。

⑤小顔効果

顔の筋肉を使うため、しっかり噛むことで小顔効果も期待できるかも。

『いつもより1回多く噛んでみよう』『少し時間をかけて味わって食べてみよう』など無理なくできそうなことから始めてみると、習慣化しやすいと思います。

わざと大きめに切って調理すると、噛む回数を増やせたりします。

生活習慣病で悩む人が多い現代。日頃の食事の方法をちょっと変えるだけで予防に繋げることもできます。

お子様の場合、小さい頃の食事が基礎になっていきます。この時からよく噛むことを身につけておくことが大切ですね。

これは余談ですが、戦前の日本人は、1回の食事で約1420回噛んでいたそうです。

現代では、1回の食事で約620回…数字で見てもパッとしないかもしれませんが、戦前と比べて半分以下です。

食生活の変化や生活の時間配分が大きく影響していると考えられますが、こんなにも噛まなくなっています。

身体のため、歯のためにも、しっかり噛んで、いつまでも健康でいたいですね!