お口の健康を通して、皆様が明るく、笑顔の絶えない毎日をお過ごしいただけるよう、少しでも貢献していきたいと考えています。
十分な診査を行った上で、患者様の希望をお聞きし、歯を守る為の治療法を一緒に考えていきます。
お口のお悩みはどんなことでもご相談いただけますので、お気軽にお問合せください。
大切なご自身の歯を守るには?
日本人が歯を失う原因について、まずは下のグラフをご覧ください。
(平成17年3月 財団法人8020推進財団より引用)
図1 抜歯の主原因

図2 抜歯の主原因別にみた抜歯数(年齢階級別、実数)

図1のように、抜歯となる原因で最も多いものが「歯周病」、次いで「う蝕(むし歯)」「破折」となります。
(「その他」は主に親知らずの抜歯です。)
う蝕(むし歯)は各年代での変化は少ないですが、「歯周病」は40代以降で急に増えることが分かります。
過度なかみ合わせの力で歯が折れてしまう「破折」も40代から増えてきます。
このように年代ごと、また一人ひとりのお口の中の環境でリスクは異なるので、【ポイントをしぼった治療法・予防法】で歯を守っていくことが必要です。
「むし歯」「歯周病」「かみ合せ」をトータルに考え、患者様一人ひとりに最適な対策を提案していきます。
歯周病とは、歯の表面に付着した歯垢の中にいる歯周病菌が炎症をおこし、歯を支えている組織(歯ぐきや骨など)を壊してしまう感染症です。
さらに最近では、お口の中だけではなく、歯周病菌が全身に周ると、糖尿病や心臓病、早産といった全身の疾患と大きく関わってくることがわかってきました。
虫歯のように痛みなどの自覚症状がなく、症状が進行してから「歯ぐきが腫れる・出血する」「歯がグラつく」といった症状がでてきます。
こんな症状が出ていたら歯周病の可能性があります
歯周病の治療について
歯周病にならないためには予防が大切ですが、なってしまった場合には、症状に合わせて適切な治療が必要となります。ここでは、当院で行う治療方法についてご説明します。
基本治療
- スケーリング
スケーラーと呼ばれる器具を用いて歯石を取ります。歯石の表面はザラザラしているため歯垢がつきやすく、さらに落ちにくくなっています。 歯石を取ることで歯に歯垢がつきにくい状態にし、歯周病を改善させます。
- ルートプレーニング
歯面の清掃が終わったら、歯周ポケット内についた歯石などをスケーラーで削り取り、歯根の表面をきれいにします。 歯根に付着した歯石をきれいに取り除けば、歯周病の進行を抑制し、改善させることができます。
歯周外科治療
- 歯周ポケットが深い場合、スケーリングやルートプレーニングなどの基本治療では歯垢(プラーク)や歯石を取り除くのが難しく、歯周病がなかなか改善されないようであれば外科治療が必要な場合があります。お悩みの方はご相談ください。
- 歯周ポケット掻爬術(新付着術)
深い歯周ポケットに対しては、炎症を起こしている組織をメスで取り除く、歯周ポケット掻爬術(そうはじゅつ)で治療を進めます。
悪い部位を外科的に確実にきれいにできるので、歯周病の進行を抑えられます。
歯周組織再生治療
歯周病が進行すると、歯の周りの骨(歯槽骨)が喪失してしまいます。骨が溶けてしまうと歯肉の位置が下がって歯の根の部分が露出して歯がしみてきたり、歯が長くなったように見えたりします。
歯周組織再生療法は、溶けてしまった骨を回復させ歯肉の状態を健康な状態に戻し、歯の寿命を延ばす治療法です。
みなさまの予防に対する意識を高め、ご家族そろって予防に取り組んでくれることを目標としています。
従来の歯科医院では、治療を終えたら終わりとしているところがほとんどだったため、患者様も「歯医者は治療をするだけの場所」と今でも考えられている方も少なくないと思います。
当院は、そのような考え方から一歩進んだ、「悪くなる前、治療をする前の予防」に力を入れて診療を行う歯科医院です。
予防の豆知識 世界の人々と日本人の予防意識の違い
予防意識の低い、80歳以上の日本人・・・残っている天然歯 平均14本
国別歯科定期検診&クリーニング受診者の割合

国別80歳での平均残存歯数

歯科医療においては、スウェーデンが最も技術が高いと言われています。それと同時に、国民の歯に対する意識も高く、定期的に歯のメンテナンスを受ける人口数と80歳の人が残っている歯の数も世界一です。
この結果は、食べ物や生活習慣なども関係していますが、やはり天然歯が多く残っている一番の要因は、定期的なメンテナンス・検診に通う数にあります。
大事なことは、「痛くなくても歯科医院に通う習慣」です。
右のグラフからもおわかりいただけるように、メンテナンスを受けている人と受けていない人では、失う歯の数がこんなにも変わってきます。
日本には、「痛くなってから歯医者に通う習慣」が定着しているために、高齢になるとほとんどの人が歯を失ってしまうのです。
いつまでもご自身の歯で美味しい食事、充実した人生が送れるようになるためにも、定期的な歯科検診とメンテナンスを受けましょう。
専門的なクリーニング PMTC
PMTCとは、のことをいいます。
ご自身で行うブラッシングだけでは落とし切れない汚れを、歯科医院の専門的なクリーニングできれいにしていくことで、虫歯や歯周病になる確率を格段に下げることができます。
PMTCの効果
- 虫歯や歯周病にかかりにくくなる
- 口臭が軽減する
- 歯がつるつるして爽快感が得られる
- 茶シブやヤニが落ちてキレイになる
ブラッシング指導
毎日行う歯磨きですが、きちんと磨けているのか、この磨き方で正しいのかなど、ご判断が難しいことが多いと思います。
当院では患者様のお口の状態を把握した歯科衛生士が正しい歯の磨き方をわかりやすく、丁寧にご指導いたします。
歯を守るために必要なことは、ご自身で行う毎日の「セルフケア」とセルフケアでは行き届かない部分を歯科医院で行う「プロフェッショナルケア」です。生涯、1本でも多く自分の歯を残せるように、ご家族みなさんで一緒に予防にとりくんでいきましょう。
私たちがサポートいたします。
歯が痛くなる原因は様々あります。虫歯や歯周病なのか、それともその他の原因なのか、カウンセリングと検査でまずはきちんと診査していきます。
患者様の歯を大切にした、できるだけ削らない・痛みをおさえた治療を心がけています。
ただ、虫歯はごく初期段階のもの以外は自然治癒が難しくなってしまいます。
治療を先延ばしにしてしまうと、どんどん悪化してしまうため、少しでも歯に違和感を覚えたら、お早目にご相談していただきたいのはもちろん、できるだけ早期発見できるように定期的に当院に検診に来ていただくことをおすすめしています。
虫歯の進行について
無痛治療
歯医者は「痛い・怖い」といったイメージが強いと思います。
そのイメージにより歯医者から足が遠のき、虫歯や歯周病が放置され、痛みが限界に達してから初めて来院するという患者様も多いです。
この「痛い・怖い」というイメージを取り除けるよう、あらゆる面で注意を払って、できるだけ痛みのない治療を目指しています。
① 表面麻酔の使用
針の麻酔注射をする前に、ゼリー状の麻酔薬を塗ることで、針のチクっとした痛みを和らげます。より強力なシール状の麻酔(ペンレス)も、部位や状況により使用します。
② 歯科で最も細い注射針の使用
一般的に使用されている注射針よりも細い、外径0.26mmの針を使用し、麻酔時の痛みを軽減します。
③ 麻酔液を人肌の温度まで温めて使用
冷たい麻酔液を注入すると、歯茎に不快感や痛みを覚えてしまいます。麻酔液を人の体温と同じくらいに温めてることで、注入時に感じる痛みを軽減します。
お子様が将来、「歯科医院は怖いところ」という先入観を抱かないためにも、当院でははじめは恐怖心を無くすところから始めていきます。
診療台に座り、お口を開けることに慣れたら、歯磨きの練習をする、といった流れのように、お子様のペースに合わせて治療をすすめていきます。
ひとつずつできたら褒めてあげることにより、当院を好きになってもらえるように心がけています。
また、お子様が生涯にわたり虫歯や歯周病で困らないようにするための予防策を提案します。
1.感染予防
虫歯・歯周病は細菌による感染症です。
この感染をできるだけ起こさないことが予防の第一歩になります。
感染は主に家族間で起きるため、当院ではご家族みなさんのお口の中の改善を目指す「家族予防」をおすすめします。
2.生活習慣
虫歯・歯周病の進行は「歯みがき」「間食、甘いものなどの食生活」に大きく影響されます。
ただし、「1日3回の完璧な歯磨き」「おやつ・間食抜き」など現実的でないことはおすすめしません。
ポイントを理解してもらえれば大丈夫です。生活を楽しみながらの予防対策を提案します。
お子様の予防方法
- フッ素
- 歯を強くし、虫歯になりにくい歯にします。
また、虫歯になりかけた部分の自然修復(再石灰化)を促進します。
- シーラント
- 奥歯の溝を接着力のあるプラスチックで埋め込みます。かみ合う歯の面の凹凸に汚れがたまりにくくなるので、フッ素より効果的な予防法です。
審美歯科では、色や形が気になる部位や金属の色が気になる部位などを、天然の歯の美しさに再現していきます。
歯の色や形・歯並びやかみ合わせなど、目的に応じた様々な種類がありますが、保険が適用できる素材と自費治療で扱える素材は違ってきます。
当院ではそれぞれの特長をきちんとお伝えをし、ご理解いただいてから、患者様に合った素材をお選びいただいています。お悩みやご要望はお気軽にお申し付けください。
「痛くて、食事ができない」「入れ歯ががたつく」「力が入らない」
入れ歯に関するお悩みをお持ちの方は少なくないと思います。
痛みや違和感があるまま放置をしていると、義歯を支えている骨の吸収や支えている歯の動揺を引き起こします。
できるだけお口の中に合った入れ歯を使う必要があります。
入れ歯をお使いの方には定期的なメンテナンスとお手入れのアドバイスを、今後入れ歯を検討している方には、正確な診査とご相談の上、ひとりひとりに合ったものを提案いたします。
保険の範囲内で作れる部分入れ歯、総入れ歯に加えて、保険外にはなりますがより快適な金属の入れ歯(チタン・コバルト)、金属を使用していない入れ歯、さまざまな種類を取り揃えています。
歯科インプラント治療とは、歯の抜けた部分のあごの骨に、デンタルインプラント(人工歯根)を埋め込み、人工の歯をその上に装着する治療法です。
歯が無い部分がある方、抜歯しなければならない歯がある方、全く歯がない方までの全ての方がインプラント治療の適応となります。
重度の糖尿病、高血圧、心臓疾患、歯周病などに罹患している方は、その疾患の治療が優先となります。
高齢者の方でも、全身疾患がなければ治療可能です。
治療に際して、他の治療方法と違い、残っている欠損周囲の健全な歯にストレスや害を加える事無く、治療を行う事が可能です。
その上に取り付ける人工の歯も、患者様に合わせて製作しますので、見た目が自然で美しく、天然の歯とほとんど変わりありません。何でも美味しく食べられます。
また、自分の歯と同じように歯磨きをしてお手入れをしていただきます。
インプラントのメリットとデメリット
メリット
- ・ブリッジや入れ歯と違い他の歯に負担をかけません。
⇒ 他の歯を悪くしないので予防効果が高いです。 - ・ブリッジや入れ歯と違い違和感なく自然なかみ心地を得られます。
- ・天然の歯と同様の見た目に近づけることができます。
- ・失った歯の数が多い場合もかみ合せの回復が可能です。
デメリット
- ・インプラントを埋めるための外科手術が必要です。
- ・治療期間が長くかかります。
- ・保険治療ではないので治療費が高いです。
- ・重度の内科疾患や心臓病、糖尿病、高血圧、骨粗しょう症を抱えている方は治療が難しいです。
当院のインプラントの考え方
テレビ、雑誌等でのトラブル報道もありましたが、インプラント治療は万能ではありません。
リスクのある治療です。ただし、術前の診査をしっかり行う事でそのリスクは抑えられ、生活の質の向上、また他の歯を守ることのできる予防効果の高い治療であると考えています。
他の治療法 (ブリッジ 入れ歯 歯牙移植) と比べてメリットが大きい場合のみ、お勧めします。
- お口の中の診査、身体の健康状態、患者様の希望等、時間をかけて確認します。
安全な治療に絶対に必要なのは、インプラントを入れる骨内の情報です。インプラントを希望される患者様には必ずCT撮影を受けていただき、骨幅・骨質・神経血管の位置を確認し安全な治療計画を立てさせていただきます。
- 当院ではオペ室を完備し、厳重な衛生管理のもと治療を行います。
また消毒滅菌システムは、日本よりも基準の厳しいヨーロッパの滅菌基準をクリアした滅菌器を導入し、すべての使用器具の滅菌を行っています。
院内感染の防止はもちろん、術後の腫れ、痛みの軽減にもつながるシステムであると考えております。
- インプラントは、外科手術を伴う治療です。
そのため、治療を行うに当たり、やはり高い技術力と経験が必要となります。患者様の意思を確認しつつ、綿密な治療計画のもとに進めていきます。
インプラント治療経験としては、大規模医療法人インプラントセンターインプラント担当医を務め、年間で100以上もの症例を手掛けてきた実績が、患者様に最良の治療を提供できると考えております。
- インプラント治療はやり直しの効かない治療です。使用するインプラント材料には次の条件が必要と考えております。
①信頼できる研究 文献により長期的に良好な経過が証明されている。
②継続して材料 器材が供給できるメーカー(30年後も存在しているであろうメーカー)
これらの点から当院ではスイス ストローマン社のインプラントを使用しています。
- インプラント治療は、長期安定性に優れた治療ですが、ケアを怠ると歯周病にもなります。他の治療同様、快適に長く使っていただくには、ご自身でのセルフケアと定期的に来院していただいてのメンテナンスが必要です。
安心して治療を受けてもらえるよう、当院規定の保証制度も設けています。
歯並びが悪いと、見た目の悪さや食べかすが挟まりやすくなるため虫歯や歯周病にかかりやすくなることはもちろん、消化が悪くなることで体調不良を起こしたり、発音が悪くなったり、顎関節症を引き起こしやすくなるなど、全身の健康にも影響があります。
歯並びが整うと、上記の症状を改善できるばかりでなく、人前でも自然と笑顔が増えるため気持ちまで明るくなります。
当院ではお子さまだけではなく、成人の方の場合も症状や年齢、ライフスタイルに合わせた矯正方法を、矯正治療について専門的に学んできたドクターがご提案させていただきますので、
お気軽にご相談ください。
矯正治療担当医紹介
私が目指している治療は、"美しさ"と"機能"を兼ね備えた矯正治療です。つまり、歯並びや口元が美しいということと、歯の本来の機能すなわち咬むという機能を最大限に発揮できること、これら両者を有することが理想となります。
この両者は本来、表裏一体のものであり、私が目標とする治療のゴールであると考えています。
どうぞお気軽にご相談ください。毎月第3日曜日の午後 勤務
- 日本矯正歯科学会認定医
- 歯学博士
- 東京医科歯科大学非常勤講師
- 所属学会
- 日本矯正歯科学会、
- 東京矯正歯科学会、
- 日本顎変形症学会、
- 日本口蓋裂学会
- 略歴
- 2002年3月 長崎大学歯学部歯学科卒業
- 2006年3月 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
顎顔面矯正学分野 卒業 歯学博士号取得 - 2006年4月~2007年3月 多摩リハビリテーション学院 非常勤講師
- 2007年4月~ 東京医科歯科大学 非常勤講師
- 2007年11月 日本矯正歯科学会認定医 取得
- 2007年4月~2010年5月 いしわた矯正歯科 勤務
- 2010年6月 飯田橋矯正歯科 開設
顎が痛くて口が開かないといった顎関節症、口の中のできもの、舌の病気や疾患についてなど、歯以外の箇所でも、お口周りのことで気になることがございましたら当院へご相談ください。
- 抜歯(親知らず、埋伏歯、過剰歯など)
- 当院では歯科用CTを用いた診断により、神経、血管の位置、歯の形を3D画像で確認できるため、安全で負担の少ない抜歯が行えます。
- 歯牙移植
- やむなく抜歯が必要になった場合、使われていない親知らずの歯を移植して使用する治療法です。
抜歯する歯と親知らずの大きさ、形が近い場合に可能になります。
- 歯根端切除術
- 通常の根の治療では治らない・通常の治療が行えない場合に、外科的に根の先を切断・除去する治療法です。
- 小帯切除術
- 小帯の位置・形態・数の異常がある方、付着歯肉の不足やプラークコントロールの不足が生じる場合などに行う治療法です。